京都へ
ブログ更新が毎回仕事のことなので偶には休日のことも書いてみようかと思います。
先日、京都文化博物館へオットー・ネーベル展を見に行ってきました。
恥ずかしながら、オットー・ネーベル自体を知らなかったのですが、たまたま知り合いの方からチケットを頂いたので行ってみたのですが、非常に刺激的で美しくて感動しました。
全体を見て印象的だったのが配色です。約100年前の作品もあるのですが、現在でもモダンで色彩は絶妙な配色の美しさ。多色使いの作品も全く違和感なく美しく描かれており、建築においても色彩感覚の参考になるのではないかと色々と見入ってしまいました。
私の好きな建築家の斎藤裕さんの著書の中に「建築のエッセンス」という本があります。仕事を始めたころに読んだ本で、建築素材(木材、紙、土、漆喰、石、コンクリート、鉄、ガラス等)について効果的な使い方や配色の仕方が書かれているのですが、ネーベルの作品を見ながらもう一度読みたくなりました。大人になっても日々勉強ですね。
会期は今月6月24日までですので、お時間ある方はぜひ行ってみてください。
撮影可能な写真もありましたので少々載せてみたいと思います。
オットー・ネーベル展を見ることがメインだったのですが、それだけではもったいないので最新スポットにも足を運びました。
ブルーボトルコーヒー京都店。
場所は南禅寺のすぐ近く。外国人の観光客も多く訪れるスポットです。
生憎の雨だったのですが、お昼前から多くの方がコーヒーを楽しんでいました。
設計はスキーマ建築計画の長坂常さんです。
まず印象的なのは中庭に面した部分が吹き抜けになっており全て開口できる建具になっているとこ。
土壁や小舞竹がむき出しになった壁、新たに貼ったラワン合板であろう壁。吹き抜け空間に吊られたネオン管の照明。
荒々しい感じ自然素材とネオンという人工物が調和された空間でした。
ちなみに指さしているのは補強金物です。
ここの横に個人宅なのですが面白い塀を発見。
思わず写真を撮りました。
胴が丸みを帯びぽってりとしてやわらかい印象です。それと対照的に頭部はスッキリと。
頭部の瓦は細めの円柱状の方杖(ほうずえ)でリズミカルに支えてモダンに表現されていました。
京都は町中に沢山見るところがあり毎回発見があり、さすが古都!
2万歩近く歩き足が棒のようになりましたが、久々リフレッシュする休日を過ごせました。