伊藤瞬建築設計事務所 | 鹿児島
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鹿児島

鹿児島

先日、お休みを頂き、鹿児島へ旅行してきました。(残念ながら初日はあいにくの雨でした…)

 

私の地元、広島と同様、鹿児島市内は路面電車が走っていましたが、電車が走る路面は石畳ではなく芝生の植え込みでした。

温暖化やヒートアイランド現象、騒音防止に一役買っているようですが、私の印象としては、無味無臭的なアスファルトの中、道路の真ん中にグリーンベルトがあることで、景観もよくなり、気持ちも和らぐような気がしました。やはり緑は人の心を癒しますね。雨なのが残念ですが…

鹿児島市内から枕崎まで行き、昼食後指宿に向かう途中、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳を望める温泉によりました。

海に向かい目隠しもなくインフィニティ風呂でしたが、雨で何も見えず… ですので特に写真がありません。

 

2日目は知覧の武家屋敷を散策。

メインの通りですが、微妙に折れ曲がっており見通せない為、この先はどのようなものがあるか、ワクワクしながらの散策でした。

この通りの様に、クランクする様な配置計画も用途によってはありだなと思いながら見学していました。

 

少し話はそれますが、日本における伝統文化において「眞行草」という考え方があります。

簡単に言うと書体で言う、楷書、行書、草書です。「眞態」は最も格調が高く、「草態」は正統を脱した逸格の態であり、「行態」は双方の中間を表します。

通りの両サイドにはイヌマキの生垣が丁寧に刈り込まれていました。

武家屋敷の直線的な刈り込み。まさしく眞態の表現でした。

屋敷の入口です。門屋を入ると石屏風があり中を容易には伺えないようになっています。

武家屋敷ということで、玄関までのアプローチが長く、防御の意味があるようです。

現在では防御と言う考えはないと思いますが、玄関までのアプローチが長い家はおもてなしをされているようで、とても好感が持てます。

現在ではアプローチを長く計画することは色々と制約もあり(狭小地、コスト等)中々難しいことですが、それでも可能な限りはアプローチを計画したいものです。

 

敷地内が見学できる屋敷は、全て立派な庭がありました。ここは5月になるとサツキつつじが満開になるそうです。

また、写真右上に見える母ヶ岳を借景に作庭されているようです。ここのイヌマキは母ヶ岳の稜線を模した刈り込みになっています。

 

恐らく馬の水飲み場だと思うのですが、石にコケや植物が生えてとても好きな雰囲気です。脚のバランスもいいですね。

 

 

指定文化財だそうですが、初めて知りました。説明は下の写真を参照ください。

常々考えるのですが、この様な伝統的な形態や考え方を踏襲したかたちで現代的に表現することはとても大事だと思っています。

伝統的な建物はやはり勉強になりました。全ては日常の積み重ねです。日々大事にしていこうと再確認させられた休暇でした。

 

最後に旅の楽しみの一つでもある、食事風景。この一枚しかありませんが(;^ω^)

枕崎で食したカツオのびんた煮定食。びんたとは鹿児島弁で頭だそうです。

ホロホロに煮てあり美味しかった!ビールを飲みたい気分でしたが、運転があるので断念。

リフレッシュできたし、また仕事頑張って各地をまわりたいと思います!!